「もっそり」と「もっさり」の違いを知る。

 

 

職場で気になる言葉があり、久々に国語辞典を引いたところ偶然目に入った言葉。

 

「もっそり」

 

「もっそり?なんやそれ。」と思い、意味に目をやると、

『もっさりとしていること』と。

 

「なんやそれっっ!」と、つい口をついて出ていました。

多分、眉間にシワの一つも寄っていたと思う。

何だか、ちょっとした裏切られた感があったのです。

まるで、一つの単語を解説するのに、同じ言葉を使って説明している

仏仏の辞書(英英辞書でも可)を引いている時のやりきれない気持ち。

 

 

そして「もっさり」を引いてみたところ、「毛深い様、もっそり」とありました。

つまり、「もっそり=もっさり=毛深い」訳です。

「もっそり」と「もっさり」の間には、違いはない。

つまり、同じ言葉。

 

「あの人って、もっそりしてるよね~。」=「あの人って、毛深いよね~。」

という使い方をする。

なるほど。

 

 

この辞書を引く作業をしながら、頭に浮かんだ一冊。

舟を編む 三浦しをん

 

私は、小説を読み始めると、その世界に浸りきって何もできなくなってしまうので、

「小説は特別な時だけ!」とルールを決めています。

 

今回は、「この〝辞書というツール″を知るための勉強として必要だ。」

と自分に言い聞かせ、買ってしまいました。

 

 

一気に読んで、深呼吸。

やばい。なんという本を読んでしまったんだろう。

 

辞書って、愛の結晶じゃないか!

 

辞書は、「言葉を使い、それを愛する人」だから作れるもの。

 

自分が、如何に何となく言葉を選んでいるのかを〝痛感″。

同時に、語彙力のなさを〝実感″。

 

言葉をたくさん知ることは、ディテールを伝えられるようになること。

表現力を身に付けることだと、ようやく気づきました。

 

言葉は、何となく生活していたのでは、自分のものにならない。

意識して取り入れて、使ってみる。

 

「クマは、もっそりしているね」とか、

「失礼ね。私の脛は、もっそりじゃないわ!」みたいに。

 

外国語の勉強と同じ。

日本語も、まだまだ勉強しなければ。

 

辞書を引こう。

もっと自由に表現できるように。

聴いてくれている人が、「画が浮かぶ話」ができるように。

 

「もっそり」と「もっさり」の違いは、私に気づきを与えてくれました。

 

次に本屋さんへ行ったら、玄武書房の『大渡海』のように、

言葉への愛が詰まった一冊を連れて帰ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2012-05-12 | Posted in 日々の出来事No Comments » 

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